

写真 : 名古屋市市政資料館 [ 旧名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎 ] 外観
【 国指定重要文化財 :昭和59年(1984年) 】 ( 名古屋市 東区 2012. October )
[ カメラデータ (デジ一) : CANON EOS 60D ・TS-E 24 /3.5 L ]
市政資料館の建物は、大正11年 ( 1922年 ) に、当時の司法省によって
名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所庁舎として建設されて以来、昭和54年 ( 1979年 ) に
名古屋高等裁判所・地方裁判所が現在の新庁舎 ( 中区三の丸一丁目4番1号 ) に移転する
までの間、中部地方の司法の中心として活動し、歴史を深く刻み込んできました。
さらに、この建物は、地域のシンボルとして人々に印象づけられているとともに、名古屋の
近代化の歩みを今に伝える歴史的文化遺産の宝庫 『 文化のみち 』 の一角にあって、
都心を間近にしながら落ち着いた安らぎのある景観を形成しています。
また、この建物は、外壁の赤い煉瓦と白い花崗岩、上屋銅板の緑、屋根のスレートの黒を
組み合わせた華やかさと荘重な構成にまとめあげたネオ・バロック様式を基調とする
建築様式を取り入れており、日本の近代建築における大正末期の建築物の特徴を
忠実に表現しています。
このようなことから、歴史的・文化的にも貴重な遺産として、昭和59年5月に国により
重要文化財 ( 名称 旧名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎 ) に指定されました。
名古屋市では、市民の貴重な文化遺産でることから、この建物が持っている歴史的特性を
踏まえながら文化的に有効に活用できるよう、名古屋市市政資料館として整備したものです。
注)名古屋市市政資料館 年報 第21号(平成24年度)からの抜粋
[ 当ブログにお越し頂きまして、有難うございます。 ]
posted by yukio at 17:28
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