写真 : 知立神社 [ 多宝塔 ] 【 国指定重要文化財 明治45年5月27日指定 】
( 愛知県知立市 2013. March )
[ カメラデータ (デジ一) : CANON EOS 60D ・TS-E 24 /3.5 L ]
全国的にも珍しく、神社の境内に建つ仏教建築の多宝塔!
知立神社の多宝塔は、明治の神仏分離令の際に 神社の文庫と
することで壊されることを免れました。
塔に祀られていた愛染明王像を近くの総持寺に移し、相輪を取り外した
上層屋根は 柿葺き宝形屋根から瓦葺きの入母屋へと形を変え、
名前も 『 知立文庫 』 と改めて 塔を守ったのです。
その後、大正9(1920)年の解体修理によって元の形に復元された為、
現在は創建時の姿を見ることができます。
ただ、刈谷藩主 土井利教公が揮毫(きごう)された とされる扁額(へんがく)の
かすかに残る『 知立文庫 』文字跡が、その歴史の面影を忍ばせます。
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