お知らせ
東日本大震災発生に伴い『 設計監理費の割引、一部 義援金について 』 を
平成29年度まで 再延長させて頂いています。
詳しくは、2016年3月29日のブログをご参照下さい♪
URL:http://kawaguchiyukio.seesaa.net/article/435865045.html#comment

2007年03月01日

松重閘門


松重閘門1


















松重閘門2


















松重閘門3


















松重閘門4


















松重閘門5

















写真:松重閘門(まつしげこうもん)中川運河側 (名古屋市 中川区)


昨晩、NHKの『産業遺産』という番組で、
名古屋中川運河の水門『松重閘門(まつしげこうもん)』を
俳優で名古屋市出身の森本レオさんが紹介されていました。
この松重閘門を子供の頃 写生された記憶があり、思い出の深い建物だそうです。
私も先日、この松重閘門を訪れましたので紹介します。
(久しぶりの更新です!)


中川運河は、名古屋城の築城に石垣の石を運ぶのに使われた中川を名古屋港の
整備とともに鉄道とつなぐ運河の構想が生まれ、名古屋市都市計画事業の一環として
1930年(昭和5年)に建設されました。
その際、庄内川の水をかんがい用水として流している並行する堀川との連絡を
図る必要性もあって、約1m 堀川の高い水位調節の為の閘門が1930年(昭和5年)に
建設され、翌年 供用が開始されました。
当時は海上輸送が物流の主流の時代で、中川運河完成は東洋一の
大運河完成と報じられています。

松重閘門の塔は、4基あり2基一対で配置され、堀川側高さ 約22m、中川運河側高さ約20mで、
西洋のお城のような尖塔を持つ建物で、当時としてはさぞかし ハイカラだったと思います。

海上輸送が少なくなり、1968年(昭和43年)に松重閘門は役目を終え、
1986年(昭和61年)5月に名古屋市の文化財にも指定されました。
その後、周辺は1986年(昭和61年)に公園として整備され、
夜間はライトアップされています。
また、1993年(平成5年)10月 都市景観重要建築物に指定されています。


■松重閘門
・場所:名古屋市中川区山王一丁目901番地他
・設計者 藤井信武(名古屋市建設課)
・長さ:9.1m
・全長:90.9m
・構造:鉄骨鉄筋コンクリート造  
・仕上:人造石塗り洗出し、一部花崗岩張
・最大通行可能船舶重量:60t
・通行時間:約20分


この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。