写真 : 知立神社 多宝塔 ( 愛知県 知立市内 )( 2009. November )
知立神社 多宝塔
国指定重要文化財(建造物)
明治45年5月27日指定
社伝によれば、850年(嘉祥3)天台宗僧円が神宮寺を創立し、多宝塔を建立した。
後知立神社の別当寺となった。
現存する多宝塔は、1509年(永正6)重原城主山岡忠左衛門が再建した。
三間二層の塔であり、正面に桟唐戸を配し、左右には連子窓、他は嵌板張りである。
屋根は柿葺で、塔高は約10mあり、室町時代の建築である。
明治の神仏分離令の際には、祀られていた愛染明王を総持寺に移し、相輪を除き、
瓦葺にかえ、「知立文庫」と名も替えて、取り壊しの難をのがれた。
知立市教育委員会の案内板より