写真 : 宝池山 常蓮寺 留蓋瓦[ 隅蓋瓦、巴蓋瓦 ] ( 観音堂 )
( 愛知県 東海市 2012 January )
[ カメラデータ (コンデジ) : Nikon COOLPIX P100 ]
観音堂の向拝 (こうはい) [ 屋根の一部が前方に突き出した部分 ] に
阿吽 (あうん) の獅子の留蓋 (とめぶた) 瓦が据えられています。
隅蓋 (すみぶた) 瓦や巴蓋 (ともえぶた) 瓦とも呼ばれる留蓋瓦は、
軒先の角に伏せる隅巴 (すみともえ) 瓦の上部に据えられる瓦で、
本来は屋根の末端角を押さえて、雨水の浸入を防ぐために
据えられた半球形の瓦でした。
その後、魔除けや防火などの意味合いや装飾性が強くなり、
獅子、天女や七福神、動物、花や植物など
意匠性が高い飾り瓦に発展しました。
常蓮寺さんの留蓋瓦は、とても愛嬌のあるお獅子 ( 狛犬 ) です!